ヨッシー

告発のヨッシーのネタバレレビュー・内容・結末

告発(1995年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

役者の無限性というものを真っ先に考えた作品。
役者の名前はケヴィン・ベーコン。
今回の役どころは、アルカトラズ刑務所からの脱走を図った事で、更生の名の下に虐待を受けたが故に精神的に追い詰められ、一緒に脱獄を図った囚人を殺してしまった囚人役。
痛み、苦しみ、悲しみ、怯え、怒り、全ての演技が圧巻という言葉でしか表現出来ない、素晴らしいの一言。
もう一人の役者の名はゲイリー・オールドマン。
私的には彼の、ある種狂人じみた役でみせる演技が大好きなのですが、本作はまさにそれ。
序盤から、この二人に魅了され、あっという間に作品に引きずり込まれましたが、結末は決してハッピーエンドではありません。
それでも最後、それまで前かがみでしか歩けなかったケヴィン・ベーコンが背筋を伸ばし、胸を張って独房に戻る姿は大変感動的でした。
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