風来のリヨナ

チャップリンの給料日の風来のリヨナのレビュー・感想・評価

チャップリンの給料日(1922年製作の映画)
4.5
無限労働編

建設現場の仕事に遅刻して来たチャーリー。まぁなんとか許してもらって労働労働…だけど仕事は過酷だし残業代は勿論出ないし給料少なすぎるよ〜。折角稼いでも妻に速攻徴収され、残りも酒でさようなら…。そんな状態でお家に帰れるの?…みたいな。

読んでた本に「『給料日』の逆回しが凄い」との言及があり気になってたところでワンコインを発見、視聴に至った言わずと知れた喜劇王チャップリン。
白黒サイレントは『ノートルダムの傴僂男』くらいしか馴染みが無いので若干不安でしたが、そんなの全く心配無用に爆笑できました。流石に名前を聞くだけあるわよ…

そんで目当てのシーンはどうだったかと言うと…面白い!
足場の下の従業員が上部のチャーリーにレンガを投げまくり、チャーリーはノールック後ろ手や尻でそれを受けポンポン綺麗にレンガを積んでいく…そんなシーンになります。これ1922年製…100年前ですよ?発想が凄すぎるよね…リアルタイム勢はもっと楽しかっただろうなぁ…

個人的に気に入ったのは、硬すぎるパンにトンカチでソーセージ詰めるとこ、大量の猫ちゃん、ドアに殺到する人々の頭踏んで満員電車乗り込むとこです。
風来のリヨナ

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