さとみん

バトルシップのさとみんのネタバレレビュー・内容・結末

バトルシップ(2012年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

公開当時劇場で観て、ダメだこりやと思ったのだが、なんとなく改ためて観たら、おバカな内容ではあるが意外と面白かった。

地球から交信目的で送った電波を異星人が攻撃されたと思い攻めてくるという、ウルトラセブンにもあったようなストーリー。
何光年も離れた太陽系外の惑星からあっという間に到着するのは御愛嬌にしても、地球まで来て、バリアーでハワイ一帯を外部から遮断する程の科学力があり異星人なのに、窓が銃撃で割れたり、地球のミサイルや大砲で破壊されたりと突っ込み所満載。
何十年も岸壁に係留されている軍艦「ミズーリ」が数分で動き出すのも謎だが、何故観光用なのに弾薬積んでいるの。

とは言っても軍艦が動いて発砲するシーンは熱い。海上自衛隊の護衛艦「みょうこう」が出ているのも良い。
「アルマゲドン」並にじいさん達が並んで歩いてくるのも熱くなる。急いだ方が良いとは思うが。

主演アレックス・ホッパー役のテイラー・キッチュはこの手の戦争物にありがち「トップガン」のマーベリックに寄せたのだろうが、インパクト弱し。
「みょうこう」艦長、ユウジ・ナガタ役の浅野忠信の方が圧倒的に良い。
射撃管制官コーラ役のリアーナ、今作でゴールデンラズベリー賞の最低助演女優賞を受賞しているが、そんなに悪いとは思わなかったが。
リーアム・ニーソンが出ているのも良い。
黒人で義足の元軍人、なかなか渋い活躍するが、役だけ陸軍なんだ。

本国では酷評され全く入らなかったようだが、まあネタだと思って観ればそんなに悪くない。
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