ららら

バルカン超特急のらららのネタバレレビュー・内容・結末

バルカン超特急(1938年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

見る前に予想した通りお婆さん見つけて終わりかと思いきや、違う方に進んで終盤はドキドキしながら見た。
弾も切れて汽車動かすしかない→動いたー!らへんがテンション上がる。

前半はサイコスリラー。
2階から鉢みたいなのが落ちて頭に衝撃があったせいでしょと誰にも相手にされないし、めまいや人の顔がフロイに見えることで自分の記憶も信用できなくなるの怖い。
窓のフロイとお茶の包み紙が映るシーン、見た人のアッという驚きを映像で見せてるようで、ヒッチコックはそういうところが凄いのかな

手品師との格闘シーン、特に鍛えてない一般人同士のもつれあいとしてリアル。のそのそしてた。
お嬢さんが2回殴って気絶させるのも笑いどころで、命の危険を感じさせないアクションにしたいから、のっそりなのかも

最初からいた英国人紳士二人組、とにかくクリケットの試合に間に合うかだけ気にしてたのに最後があれで笑った。

おばあさん死んだのかと思いきや、ジャジャーン!生きてました!!で終わって、「そして誰もいなくなった」と同じ気持ちに。
そこそこ人死んだり大変な目にあったのに、効果音で強制的にめでたしめでたしに持っていく(笑)

敵側が何者だったのかがいまいちわからないまま終わるのもそれはそれでよし。最近の映画って親切?なのかも
ららら

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