電気羊

仁義なき戦い 完結篇の電気羊のレビュー・感想・評価

仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)
3.5
警察の暴力団壊滅作戦の進む中、ヤクザは生き残りをかけて政治結社と存在を変えていた。

だが、本質的にヤクザのため勢力争いで政治結社は分裂の危機を迎える。

かつて広島ヤクザの顔役だった広能は、前作でハメられ網走刑務所に収監されていた。
そこに広能に、政治結社分裂の時期を見据え広島ヤクザのトップを狙う男から面会に訪れる。
要件は広能が出所したあかつきには協力して広島ヤクザのてっぺんを狙おうと言う共同戦線を申し出てくる。

だが、広能が出所してきたときには血で血を洗う抗争は激化しており、広能はそんなヤクザ組織に愛想を尽かしていた。
多くの若いヤクザが死んでいく様を目の当たりにし、広能はヤクザからの引退を決意する。

ラストに「弱肉強食の世界はいつ終わるのだろうか」というナレーションが流れるが、人のエゴが存在する限り争いはなくならないんだろうな。
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