そう結局ピクサーもディズニーに

或る夜の出来事のそう結局ピクサーもディズニーにのレビュー・感想・評価

或る夜の出来事(1934年製作の映画)
4.2
2019年 385本目

歯痒くてまばゆい恋愛ロードムービー。恋模様、ユーモア、人物描写、もうどれをとっても好き。

結婚を反対され、家を飛び出した大富豪の娘エリーと、仕事を失った新聞記者ピーター。たまたま乗り合わせたニューヨーク行きのバスで出逢った二人。いがみ合うも徐々に惹かれ合い、、、

世間知らずなエリーと紳士で堅物なピーターのやりとりが、いわゆる昔のラブコメ?ロマコメ?という感じで可愛いのなんの。
もう何?そのヒッチハイク。いくらなんでもそんなんで止まるわけ、止まるんかい。

二人が泊まるモーテルでは、互いのベッドの間に毛布をかけて仕切りを作る。これをジェリコの壁、と。

別の男性との結婚に踏み切ってしまうエリー。それをくだらない意地で見過ごすピーター。
感情が溢れてしまうエリーも、堅物で頑固で素直じゃないピーターも愛おしい。もー歯痒い。

ジェリコの壁、、、
ラスト、幕が閉じるその描写もたまらなく好き。