はるちゃん

サテリコンのはるちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

サテリコン(1969年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ローマ時代の学生と悪友のロードムービー?なのかな、各地を転々としながら享楽、暴虐、背徳の限りを尽くすお話。

ネロ帝政下の話だとは観ていて気づけなかったので解説で補完。ネロ時代の映画は「クオ・ヴァディス」しか観たことがないですが、キリスト教徒への激しい弾圧といいまだ古き神々の倫理観にアッパークラスも支配されていた頃なんでしょうね。

ただ私個人の感想としては、欲求に正直に生きる分には何の問題もないのでは?と思いました。楽しいは正義!でも、ひ弱な神の子を私欲で死なせたり、それを唆した男を殺したり、ましてやカニバリズムなど、、、やっぱり快楽主義にも越えちゃいけない線引きはあるのかもね(だからEDになったのかなと)。エノテアにしても魔術師に酷い仕打ちをして、その復讐をされたんだものね。

成金おじさんの地獄の饗宴。豚の丸焼きの胃から鳥の丸焼き出てきた〜♪やったー!ソーセージ出てきたよ〜♪わーい!って笑っちゃった。あるわきゃないんだけど、楽しいのと、丸焼きがわっしゃわっしゃ出てくる勢いが半端なくて受け入れちゃった笑。

原作
ガイウス・ペトロニウス(20年頃〜66)「サテュリコン」

メモ
ミノタウロス役でジョージ・イーストマンさん発見!