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悪魔の発明のmareのレビュー・感想・評価

悪魔の発明(1957年製作の映画)
3.0
チェコアニメの古典だけあって絵本の中を旅しているかのような強烈な個性がある。登場人物はすべて実在の俳優だが、背景だけがファンタジックに切り替わるようなアニメーションによって、CGに頼らない壮大な世界を描く。画期的な発明は悪魔のような人間たちに利用され、それに伴う強奪や暴力、正しい者か悪しき者によって世界が傾くことの恐れが示される。タイムリーなことにノーランのオッペンハイマーと近しい題材で社会的な側面がある。ただ思ったよりもカラフルでなかった分、絵としてのインパクトはそこそこだった。
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