甘味

トゥルーマン・ショーの甘味のネタバレレビュー・内容・結末

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

学生時代に旦那と観に行き、二人で溜め息つきながら肩を落として劇場を後にした思い出…。予告編はいかにも泣ける感動ものって感じの作りだったけどホラーの間違いやんこれ。
人権を剥奪された被害者のトゥルーマン、主犯格のディレクター、それに加担するスタッフと役者、笑って傍観する視聴者っていう完全ないじめの構図。ブラックコメディの域を越えてる。悪趣味過ぎて全然笑えない。
そして極めつけのあのラスト。いじめられてるのを楽しんで笑って見てた傍観者達が、被害者が頑張って自力でいじめを克服した瞬間「よくやった~!!」ってみんなで拍手喝采…( ゚д゚)ポカーン
現実は確かにそんなものなのかもしれない。でもこの映画はそこを問題提起してるようには思えないし、むしろ観客を傍観者側に誘導して最後同じように拍手させようとしてる所が怖すぎる。

評価がとても高い作品だしファンの方にはお目汚し申し訳ない。マイノリティの意見としてスルーして下さいまし~
甘味

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