YLxx

冬物語のYLxxのレビュー・感想・評価

冬物語(1992年製作の映画)
3.6
期待しすぎた?ハッピーエンドが許せなかった?わからないなんだこのもやもや感もう一回見ます

感情移入ってなんなのだろう、できないからと言って自分に合わないと距離を取るのも間違ってるとも思うのだがやはりこの作品全体そして制作背景を見てもズレていると感じてしまう。エリックロメールって都会を撮るのが正直下手なんじゃないかと思う、それが如実に序盤、露呈しているのが入り込めない理由でもあり。さらにリアルではない人間性の主人公が鬱陶しく、私自身が母親へのリスペクト心が大きすぎることが本作の個人的欠点になってしまっている。シェイクスピアの冬物語が根底にあることが自由度を下げロメールのスタイルが損なわれていると感じる。