CharlieZG

バンド・ワゴンのCharlieZGのレビュー・感想・評価

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)
3.2
週末はミュージカル
今回は、
過去のミュージカル映画を検索すると必ず名前が出て来る「バンドワゴン」


時代遅れの元スターが相反するダンサーと新しいショーを成功させるミュージカル。

解説によると過去のミュージカル作品に愛情を込めて新たな融合を成したとあるけれど、ミュージカル素人の私にはその点は分からなかったが、ダンスシーンの数々は目を引いた。

音楽とシンクロしたアーケードでの「A Shine on your shoes」はテンポ良い演出が楽しく、夜の公園でのフレッドとシドの息の合った「Dancing in the dark」はウットリするほどの名シーン。
「You and night and muric」で爆竹の煙にむせるシーンは笑えるのだが立ち位置とタイミングを計算したアイディアはさすが。
レヴュー形式で見せるツアーの様子も楽しく3つ子はどうやって子供に見せているのか謎(笑)。
ハイライト「Girl hunt」の作り込みは力が入っており、アクションをミュージカル化した演出も素晴らしく、二役のシドのダンスも美しく見応えがあった。

フレッド・アステアもさることながら、これはシド・チャリシーを鑑賞する作品。
それほど彼女のダンスの華麗さには目を奪われた。


監督 ヴィンセント・ミネリ

キャスト
フレッド・アステア
シド・チャリシー
ジャック・ブキャナン
オスカー・レヴァント
ナネット・ファブレイ
ジェームズ・ミッチェル
ロバート・ギスト
CharlieZG

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