アンドレイタルコフスキーが初めて手掛けた長編映画
「ジョジョラビット」を50倍残酷にした戦争映画。
ドイツ軍に家族を殺された少年が、復讐するため偵察係として軍隊に配属されるが…
後期の難解な映画とちがい分かりやすい反戦映画になっている。だが、完全にタルコフスキーの作風が出ていて水、炎、廃墟とお馴染みの物体が。
この映画の名シーンは塹壕線を跨いでのキス。こんなロマンチックで素晴らしいシーンを撮れるのはさすがだ。
しかし、ラストで襲ってくる戦争の醜さ、苦しさに胸を討たれる。大人がはじめた戦争で子供が犠牲になる。
そして水の上を走る少年。
その先には枯れ木が