このレビューはネタバレを含みます
ドイツ軍との最前線への投入を希望する以外、イワンの所作や表情はどこからどう見てもフツーのいたいけな子供でしかないのが恐ろしいし哀しい
戦後発見された彼の死刑執行の通知と天国のようなラストシーン(おそ…
母や妹との思い出の美しさは皮肉でやるせないコントラストである。
水の撮り方はやはり一級品であり、彼の美的センスは既に確立されていて、後の飛躍が想像に難くない。溝口的な構図の美しさを感じることが多く、…
タルコフスキー長編第1作。日本公開時はATG映画として封切られたという。今見ると前衛的な感じはしないがイワンが見る母親の夢のシーンなどは後年の幻想的な作風に通じるものがあるように思う。看護師マーシャ…
>>続きを読むCGを使えば簡単に戦争を表面上は表現できてしまう現代に比べて、戦争を人物の台詞や表情や美しい情景との対比だけで戦争の本質である不条理を描くことに見事に成功している唯一無二な作品
子供が戦争に加担し…
タルコフスキー作品
ヴェネツィア金獅子賞!
タルコフスキーの幼少期を投影しているとか。長編一作目だからか、ストーリーが割と明確な作品で、少年の入りから行く末を見届けられる。
随所に、のちにタルコフ…
子どもがあんな大人びた表情をしてはいけない。
だからこそ母とりんごの夢で見せるあどけない表情が堪えがたい。
意図的なのか分からないが戦場の画が美しいことへの違和感。
でもその違和感に人間のどうしよ…
おそらく、文明批判の映画。
おそらくとエクスキューズを付けたのは、タルコフスキーがそんな単純な映画を作るはずがない、というつまらない信仰心がためである。
母妹と過ごす、イヴァンのハッピー•チャイルド…