「[活弁]映画でよむ　クラシックアニメ篇」
というイベントで視聴
※活弁師　山城秀之

1936年、村田安司監督の短編アニメ。

キネマ旬報が脚本を公募、そのなかで一等に選ばれた脚本のアニメ映画化だそうです。
もともとはトーキー（有声）映画で、音楽は国民的作曲家の古関裕而さんが担当していたものの、音声データが消失したため現在は無声映画の扱いになっているそうです。

主人公は仕事探しする貧乏人。金は無いのに居酒屋に入ってしまい、大酒を飲んでいるうちに、気付けば海底にいて、異国の沈没船のお宝をガイコツの兵隊たちから盗んで大金持ちに…という話し。

その後の『グーニーズ』『インディ・ジョーンズ』など冒険映画の走りのような内容。
異世界転生ものの走りとも言えるかも。
本当はただの妄想男の夢オチですが…

弁士付き収録。村田安司さんのアニメーション。失業者が主人公。弁士だとルンペン言われてますが。
金もないのに入ってしまった縄のれんの居酒屋さん。泥酔の挙句寝てしまう。夢の世界へ落ちていったのは海の底。海底で侍に襲われるが機転でどじょうすくいをしたところ同胞と認められ仲間に。侍二人と沈没船の探検に行くことになるが…

海底の表現に一枚スクリーンのように波を一方向に重ねています。また表現や動きはディズニーよりはフライシャーっぽい。沈没船の骸骨との戦いはコミカルでとても面白い。首や上半身が飛んだり増殖したり。

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このアニメ作品 も非常にクオリティーの高いものでした(^o^)ラストがまさかの夢オチとは・・・