海

恋人たちのパレードの海のネタバレレビュー・内容・結末

恋人たちのパレード(2011年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

華やかな世界ほど、その裏側は泥臭いもの。

どんな理由であれ暴力はダメ絶対だけれど、団長が抱えているものがどれだけ大きいか…。大恐慌の中、スタッフに支払わなければいけないお給料や動物達への食糧…大勢の「生」を彼1人で背負っている。
今、コロナ禍により私の職場も同じような状況で、社長と団長の立場が重なって、心苦しかった。
…しかし、やり場のない不安や焦りの矛先が動物や愛する人に向いてしまったのは残念な結果だった。

特に、象のロージーに対してブルフックを使った調教は見てられない。苦痛や恐怖で言う事を聞かせるなんて…。身体中傷ついた象(や動物)を見て、楽しめる気はしない🎪

この作品は(邦題から見るに)三角関係の恋愛をメインで描いているんだろうけれど、華やなサーカス団の悲惨で酷い裏側を覗いて、正直恋愛どころじゃなかった。


余談:
この映画含め、海外の作品で職場のマイデスクの引き出しにお酒隠し持ってるのよく見る🍾
あれ羨ましい!笑
日本の作品ではあまり見ない気がする。
“取調室のカツ丼”みたいな感じで、きっと映画やドラマでの演出の一部なんだろうけれど。
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