ストレートな友情や愛の物語も好きだが、本作のような奇妙な友情で結ばれる2人の物語はもっと好き
足を失い家族からの信頼も失いかけている落ち目の主人公(ダン)が最後の最後に自分の誇りを息子に見せる物語はあまりにも男臭くて素晴らしい
ダンの心境を理解し、共に汽車に乗ろうと奔走するベンは本来おかしい行動を取っているがそのおかしさがまさに奇妙な友情に繋がっている
ダンには金や名誉はどうでもよくて、本当にただベンを汽車に乗せる使命のために命を懸けていたことを理解し、亡き後は自由に逃げられるのに自ら汽車に乗り込む様はベンからダンに対する最大のリスペクトに思える