優れた恋愛映画は常に‘‘感情の側面”において普遍的だと思う。
色んな設定、状況、立場、性格…まったく‘‘共感できないのに感情移入してしまう”、それは登場人物そのものより、登場人物の感情が普遍的だから。
時をかける少女は、タイムスリップという一般人にとっては特殊すぎる設定によって、恋愛における一つの感情を高めていきます。その感情とは恋愛中にだれもが感じたことのある‘‘切なさ”です。
好きな人が、好きになってはいけない人だったら?何にせよ廊下のドリーズームによって示されるのは‘‘埋まることのない距離”だと思う(切ない!)。
映画では‘‘逆行’’の意図をもった演出が沢山ありこれによって時間を遡ることがより重層的なものになってます!
絶賛失恋中、絶賛恋愛中、どんな人でも、‘‘人を好きになったことがある人”なら刺さるとおもう!遠距離の人がこの映画と、「ある日どこかで」を観たら死ぬほど泣くってか死ぬな!
ってか深町しね!大傑作です!