たーぼーん

時をかける少女のたーぼーんのレビュー・感想・評価

時をかける少女(1983年製作の映画)
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初めて映画館で観た映画は何か?と問われたら、これだと答える事にしている。本当はたのきんの映画だった気がする。
「探偵物語」と同時上映だった。観る前は「時をかける少女」はダサそうな映画かもと子供なりに予想していたが、結構何度観ても楽しめる魅力に溢れた作品。
大林監督特集で久しぶりにスクリーンで観たが、今観るとドキュメンタリーの様な「尾道の朝は醤油工場の煙から始まる」風な街並みショットがあったり、かと思えばコメディ風なのも混ざっており、本当によく観ると極めて個性的な作品なのである。
最終シーンの高柳とすれ違う未来の知世様は当時の元気でいい子の知世ちゃんとは雰囲気が違っていい女ぽくて子供のくせに(おおっ!)と心の中で叫んでしまったのだった。