バレバレのカツラに口髭、男装、不気味なオババ、、
いかにもインチキくさい風貌の魔術師フォーグラー率いる旅芸人一座が領事の屋敷に辿り着く。
彼らのインチキ超能力を暴こうと暇を持て余した領事、警察署長、医師らの疑いと軽蔑の目が見守る中、魔術師フォーグラーのショーが開始される。。
モノクロで描かれる光と闇。幻想的でオカルトチックな世界観。
ベルイマン50年代最後の傑作。
マニアックな内容ながら、マックスフォンシドー、イングリットチューリン、ビビアンデショーンをはじめとし常連キャストがてんこ盛りなので、それだけで得した気分になれるかも、、
またしても後世に続く元祖とも呼べるオカルトネタではありますが、その演出はあくまでベルイマン流であり、とても独創的。
見た事あるようで見た事ないような映像世界であります。
