狂気、狂気、ひたすら狂気。
タイトルバックから怖かった。
だけど癖になる。
最後まで引き込まれて見てしまった。
一つのジャンルには分類できないような独特さ。
けれど、ホラーやミステリーっぽさも感じつつ、
しっかりとしたダークファンタジーでもあった。
食人木への変貌と共に、成長するキャベツ、
クライマックスにかけての、住民との関係、
物語を彷彿とさせる、プロップのカットだったり、
表情のドアップだったり、全ての見せ方に、
こだわりを感じられた。とても秀逸な世界観。
オテサーネクって本当にあるチェコの民話なんだ。
食人木の粘土っぽい質感も好きでした。
(天気の良い日曜の昼に、不思議な世界へと
足を踏み入れてしまった感がすごい…)