このレビューはネタバレを含みます
ヤン・シュヴァンクマイエルは食べるという行為が露悪的に極めて気持ち悪く描かれる上に、他の描写もなかなかキショくて、しかしそこが良いのが面白い。見たあと食事をする気が失せるな〜と毎回思っていたのだが、この描写が本人の食に対するトラウマ(?)に起因していることを知り納得した。
小児性愛者のジュラーヴェクとアルシュヴィトカの下から覗く、上から覗かれるの関係や、マンションの地下に追いやられる欲望機械のメタファーとしてのオテサーネク、マンション内の物理的な上下関係。これらのどれもが独身者機械的で良かった。