（別媒体から感想を転記）
2024/01/14
怒鳴り合いのシーンが多く、楊德昌史上最もテンポの速い作品に思えるが、疾走感がついてきていない感じが否めない。「エドワード・ヤン」のフィルターを外して観たら、正直ダサくない？
でも、最高にエモーショナルなラストシーンでそんな小言は全部吹っ飛んでいく。
楊德昌（エドワード・ヤン）監督作品、これで日本で未ソフト化の『海辺の一日』を除いて全部観たことになる。お気に入りを選べないくらいほぼ全ての作品が芸術的なレベルで傑作という恐ろしい作家でした。無理矢理選ぶと『牯嶺街少年殺人事件』かな。『海辺の一日』は輸入版Blu-rayを買うか悩み中。
