『マクベス』の呪いに巻き込まれる少女の理不尽で散々な顛末をサスペンスタッチで描く。
内容については正直そこまで特筆すべき点はなかったが、やはり映像には強いこだわりを感じる。犯人の異常性や少女の恐怖を「視線」で表現しているのが面白い。
特に、犯人視点やカラス視点(⁉︎)のヌルヌルと動き回るカメラワークが印象的。後者の鳥瞰カメラワークはホドロフスキー監督・アルジェント弟製作の『サンタ・サングレ』にも影響を与えている。
ちなみに、使用される凶器がほぼすべて刃物なので、その手の殺し方が苦手な人や先端恐怖症の人はご注意を。
