アクションスター、スティーブン・セガールが活躍する"沈黙シリーズ"の第1弾。
元Navy SEALsのコックが、テロリスト集団に占拠された戦艦ミズーリを奪還するべく、孤軍奮闘する。
"You're not a cook."
"Yeah, well... I also cook."
海版、セガール版『ダイ・ハード』とでも言うべき大ヒット90'sアクション。"世界最強のコック"🧑🍳ケイシー・ライバックの活躍を見逃すな!
期待以上に楽しめた。もっとおバカな筋肉アクション映画を想像していたのだが、実際は、程よくユーモアを挟みつつも、全体としては緊張感のあるスリラーアクション映画に仕上がっていた。
午後ローの"セガール祭り"か何かで1作ぐらいは観たことがある気がしていたが、実はこれが初セガールだった。武道家故なのだろうか、アクションシーンで独特の身のこなしを見せる。ナイフバトルでの構えや手の動きが特徴的だった。愛国心をくすぐるアメリカンアクションヒーローではあるものの、スタローンやシュワちゃんとは違い、意外にも清潔感、スマートさ、スタイリッシュさのある漢だった。
さすがは90年代のアクション映画。火薬量が多く、爆破シーンが豪快。kill描写も、なかなかエグいものが多い。
トミー・リー・ジョーンズ扮するヴィラン😎🎸のキャラ設定が興味深い。青春を軍事学校とベトナム戦争に捧げた男が、ロックンロールが世界を変革した60年代の再現を目論んで、暴力革命を起こそうとする。現実味がある。
監督は『逃亡者』のアンドリュー・デイヴィス。テロリストに扮するトミー・リー・ジョーンズと、『リーサル・ウェポン』や『プレデター2』のゲイリー・ビューシイのキャラが立っている。コックの一人として、『ブレイキング・バッド』トゥコ役のレイモンド・クルスの姿もあった。
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