さりさり

髪結いの亭主のさりさりのレビュー・感想・評価

髪結いの亭主(1990年製作の映画)
1.6
こ、これは…一体どうレビューしていいのかわかりません…。
一人のおじさんの奇妙なダンスで始まり、二人のおじさんの奇妙なダンスで終わります。
終わったあとは目が点です。

少年時代から女性理髪師に憧れとフェチを持つアントワーヌ。
中年のおじさんになった彼は、若く美しい女性理髪師に一目ボレ。
即プロポーズ。
そして結婚。
そしてヒモ。
このおじさん、どうして仕事をしないんでしょう。
そしてどうして妻はそれを許しているのでしょう。
更にどうして妻はラストにあのような選択をしてしまったのでしょう。
とにかく何もわからないまま、映画は終わってしまいました。

官能的で哲学的ではありました。
でも、この映画を通して作者は一体何を訴えたかったのか、未熟な私にはわかりませんでした。

ただ頭の中に残ったのは、奇妙な振り付けで突然踊り出すおじさん。
何かに取り憑かれたように踊るおじさんの姿は、忘れたくても忘れられません。

教訓/オーデコロンは決して飲んではいけない。
さりさり

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