『007/ロシアより愛をこめて』
From Russia with Love
1963
「怨念を込めて恥辱に塗れた死をボンドに与えるのだ」
Dr.ノオを殺害されジャマイカの秘密基地を破壊されたスペクターの首領ブロフェルドは猫を撫でながら幹部No.3(ソ連諜報部スメルシュ幹部ローザ・クレッブ)とNo.5(世界的チェスチャンピオン)にボンドを誘き出して殺害する計画を立てさせる。
トルコのイスタンブールにあるソ連大使館の女性職員が亡命を希望している。手土産に暗号解読器レクターを持ち出せると英国諜報部に持ち掛ける。重大な任務だから007がノコノコ出張ってくるはずだ。飛び切りの美人を用意すればボンドは鼻の下を伸ばす。
と言うわけでボンドの泊まる部屋のベッドに忍び込んできたのは黒いチョーカーだけを身に付けたタチアナ・ロマノヴァ(ダニエラ・ビアンキ)
積極的な彼女を信じていいのか、罠ではないかと疑うボンドに次から次と襲い掛かる刺客達。果たしてボンドは任務を果たせるのか!
昔々見たはずだけどロマのキャンプの銃撃戦とボートの追跡劇はすっかり忘れていた。
タチアナはじめ女性たちがとてもエロチック。着衣のままベッドで欲望を持て余す女性。ベリーダンスを踊るロマの女性。
ヘリコプターがボンドすれすれまで迫るのも迫力があった。
『冒険者たち』の様にかったるいカットが全くなくて登場人物は内省なんかしないでどんどん行動していく。快適な映画だった。
いろんな要素が他の映画やアニメに模倣されたなぁと思った。