ブームも下火になった頃にシーゲル監督が手掛けたスパイ映画
マイケル・ケイン&ドナルド・プレザンスという個人的に大満足のコラボレーション
そして音楽はこれまた大好きなロイ・バッド、終始見事なスコアで盛り上げてくれる
"声真似でダイヤを盗む"というちょっと反則気味の技には笑ってしまった
基本的には主人公は平凡な諜報員らしく描写されているものの、"目前で振り切った追手に向かってウインクをする"という洒落た仕草に"あぁ、イギリスらしいな"と思ったり
ラストの風車内でのマック10マシンガンを使用した銃撃戦の呆気無さも、このストーリー的には見事にハマっていた