巨大マフィアに妻と息子を爆殺された殺し屋が、たった1人で復讐する!
これ以上ないくらいシンプルでありがちなストーリーなのに、アラン・ドロンの美貌で全て帳消し
70年代らしいロングショットで捉えたやたら車同士がぶつかり合う埃まみれのカーチェイスや微妙にカメラワークが安定しない荒っぽいガンアクションなど、大好きな演出が盛り沢山
それと同時に、あまりにも女性に対して容赦無い演出が多いので受け付けない人もいるのでは?
そして淡々とした復讐劇からの唐突なラスト、この潔さがたまらない
イタリアとフランスの合作映画でありながら、監督は『新・脱獄の用心棒』のドゥッチョ・テッサリだったり、音楽は『さいはての用心棒』のジャンニ・フェッリオだったりと、"イタリアン・マカロニ風味"が強めな点も個人的には嬉しかった
もう何度Filmarksのレビューに書いたか分からないけど、"昔の映画の方が今の映画よりも断然面白い"