ドラブルの作品情報・感想・評価

「ドラブル」に投稿された感想・評価

誘拐犯とマイケル・ケインの駆け引きが二転三転し過ぎていて、練りすぎな計画にそこまで乗れなかったが、終盤の風車内での撃ち合いは流石にあがった。子どもが誘拐された妻のくだりはシリアスなのに、ドナルド・プレザンスはコミカルに振る舞っていたりと笑えない冗談がだらだら続いているような、すっきりとしない(させてくれない)感じ。ドン・シーゲル後期の、中心のキャラクターが何を考えているかのよく分からない歪な映画も結構好き。
バロウズたちがタラントの部屋に侵入し証拠を捏造する一連
たった2カット(実質固定で1カット)

と思えば、追いかけ追いかけられ、撃ち撃たれ
ENDO

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4.0
今はなき巨大なホバークラフトで海峡を横断する謎の迫力!ブライトンにあるクレイトン風車、通称ジャック(黒)とジル(白)が裏の主役。朝焼け前の灰色の空が決戦の舞台。緑の丘陵が美しい…ってこれじゃ観光映画みたいだが垂直方向の活劇として面白い。敵のアジトでズッコケて秘密道具が暴発、ワイン塗れになったケインは水も滴る良い男!セイリグさんがオーラを消して悪女を熱演。テロ組織より権力の無情さを描き出す。デコに絆創膏貼ったプレザンスの困惑顔。
Gierck

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4.2
74年ドン・シーゲル監督。
破天荒なストーリーの70年代ドン・シーゲルのイギリス版である。
破天荒ではあるものの、追う/追われるの基本的な運動や会話などは変わらない。
ラストの風車小屋は、アクション映画の王道の上下の高低差を活かした演出であるし、地下鉄を利用した追跡劇もまるでスクリューボールコメディである。
あまり指摘されてないが、実はドン・シーゲルは女性を撮るのが上手で、デルフィーヌ・セイリグが窓辺で佇むショットはグッとくる。
hide

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3.5
マイケル・ケイン、ジョン・ヴァーノン、ドナルド・プレザンス

英国の薫り。使用銃器はパラベラムじゃなくてイングラムか。
イワシ

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3.8
風車という場所にも関わらずヒッチコックから遠く離れている。高低差と姿の見えない敵をどう撃ち殺すかというサスペンスとアクション。息子を拐われたマイケル・ケインは内面を見せず諜報員として行動し、最終的にはドン・シーゲルの活劇映画のアクションの主体として動き出す。
アノ

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4.2
冒頭の誘拐の犯行が最高。
不穏な男たちと突然振るわれる暴力の恐ろしさ。
その後の誘拐犯一味の下っ端が爆殺されるシーンもたまらん高揚感で最高のオープニングだ。

またマイケル・ケインが敵に捕まってダイヤを盗まれるシーン、ダイヤを渡されたデルフィーヌ・セイリグが「まだ一仕事ある」と言われるのだが、次のカットで気絶したマイケル・ケインの横に死体となってベッドに転がされてる(ケインを追い詰めるための生贄にされた)のが凄すぎる!
説明を省くことで強化される暴力性!

警察に捕まってから護送されるまでの一連のアクションもめちゃくちゃ楽しい。
なぜ護送中に殺されそうになるか、誘拐された息子の居場所のたどり着き方などは正直無理がある展開だが、そんなことどうでも良くなるタフな映画。
息子が誘拐されたのに、スパイなので超冷静なマイケル・ケイン。70年代のロンドン、太いネクタイのマイケル・ケイン、絵になりすぎ。上司がドナルド・プレザンス。デルフィーヌ・セイレグさんも出ている。バッグに仕掛けた銃が暴発して、デカい樽から流出した赤ワインに溺れかかるケインさん。
moviefrog

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3.5
マイケル・ケインのファン。
昔WOWOWで放送した時に観た。
陰影のある渋いスパイアクション作品。イギリス映画はどれもムードがあっていい。