かか

食べて、祈って、恋をしてのかかのネタバレレビュー・内容・結末

食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

海外にいても、新しい事をしても、とにかくずっと重たい気持ちがついてくるあの感じ、何をしてもだめなあの感じ、向き合う時間が必要なのは分かるけど逃げ出したいあの感じ、がとてもよく表現されていたと思う。

恋愛以外にも楽しいことがあることは頭では分かっているけれど、恋愛観が邪魔して何も楽しめない。たとえ世界を旅していても。他人の結婚式でも。全部自分の頭の中でぼーっと、叶えられなかった過去に思いを馳せてしまう。あの感じ。

結婚式で流れるはずだった曲が流れるシーン、泣きそうになっちゃった。叶えられなかった過去を、自分で叶えてあげたのね。気持ちに応えられない自分を、応えられないまま受け入れたのね。

リズが癒されていく過程で、リズに自分を投影し自分も癒されていく感覚が確かにあった。宝物。
かか

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