想像以上に生き方とは？自分とは？と考える物語だった。
主人公のリズは離婚して旅に出て自分を探す的な話。
私くらいの年代には超刺さるセリフが多かったかな。
作中のシーンは、まるで自分も旅行をしているような気持ち。リズが悩んだり揺れたりしている心情にも共感する。
一方、ご都合主義だなと思う展開だし、説教くさいなと思う人もいそう。
私は、最後のリズについて、自分がない人だなって思ってしまった。クトゥ(という占い師みたいな薬剤師？)の言葉を信じてしかいないんじゃないかって。
だけれど、少し考えてみて、それでもいいのかもしれない。
調和のある生き方とか、意味のある人生とか、こうあるべきだとか。
つい、自分で選んだり人生を開拓しなきゃいけないと思っちゃうけど、“人は常に変化に備えるべき“だし、“服を選ぶように考えを選べ”という風に考えを変えたっていいんだよな。もっと肩の力を抜いて生きていこうと思った。
