明石です

現金に手を出すなの明石ですのレビュー・感想・評価

現金に手を出すな(1954年製作の映画)
4.1
弱冠50歳にして全く50歳には見えない圧巻の貫禄を放つジャン・ギャバン主演のフレンチフィルムノワール。オトナの哀愁漂う渋い映画。踊り子役でブレイク前のジャンヌ・モローも出てる。『死刑台のエレベーター』で有名になる3年も前なので、さぞかし若くてお綺麗なのだろうと想像してたら、けっこうふっくらしてて驚いた。やはり女性の若さと魅力はイコールではありませんね。もちろんフィルムノワールの花形、ファムファタールを演じるに十分すぎるほどの美女であることは間違いないけど。しかし身内の裏切りに気づいた主人公が激怒し、魅惑の美女(ジャンヌモロー)と、その場にいたオールドミスと老年の執事、近くにいた全員に張り手して回るシーンは声出して笑っちゃった。皆本気で痛そうな顔してて余計に笑っちゃう。
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