メイマーツインズ

リービング・ラスベガスのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

リービング・ラスベガス(1995年製作の映画)
4.6
【名作を観ようシリーズNo.90】

ニコラス・ケイジ主演で描く、ラスベガスを舞台にアルコール依存症の男と娼婦の短くも激しい愛の物語。
初鑑賞は映画館で。それ以来、かなり思い入れのある作品。
ソフト所有で再鑑賞。

自分の中では、ニコラス・ケイジ主演映画の最高傑作。”ゲーム〟のレビューでも触れたけど、この時くらいのニコラス・ケイジは絶頂期で独特の存在感と表現力で魅力に溢れていた。この作品でアカデミー賞主演男優賞を受賞してるだけあって、キレにキレた演技で魅せる!
娼婦役を演じたエリザベス・シューも影があり愛おしい。

この作品は監督が作曲家でもあるマイク・フィギスだから音楽の選曲が素晴らしく、サントラも所有している。
スティングやドン・ヘンリーの切ないバラードが作品に染み込んでいて、
スティングの”Angel Eyes〟が流れるシーンはたまらなく官能的だ。

映画館で観たのは大学生の時。この作品を観て数ヶ月後に風俗関係の女性とつきあうことに。この作品の影響も少なからずあったと思う。
約2年間の同棲生活。自分が若かったこともあり、嫉妬心に苦しんだ。
今でも忘れられない激しくも狂おしい恋愛…
だから自分にとって特別であり続ける…、そんな作品です。