リービング・ラスベガスの作品情報・感想・評価

リービング・ラスベガス1995年製作の映画)

LEAVING LAS VEGAS

製作国:

上映時間:112分

ジャンル:

3.5

「リービング・ラスベガス」に投稿された感想・評価

tiger

tigerの感想・評価

3.8
映画=夢だと考えている自分からすれば、なるほど映画と泥酔は相性がいいのかもしれない。

主役の二人ももちろんだけど、周りを囲む脇役も皆素晴らしい。

彼女に唾を吐きかけられたカジノの男の表情が素晴らしかった。ムカつくでも驚くでもなく、なんだか彼女のことを認めたような表情。印象に残った。

酒を飲む理由が最後まで示されないのも、わかりやすい因果関係に落とし込んでなくて良い。間違ったことに惹かれていく人々を描くこの物語にあってる。

欲を言えば最後に二人の生活していた場所とか酒のビンとかの無言のモンタージュとかあっても良かった気がする。ソナチネのラストみたいな感じで。
ニコラスケイジの眼イッてる時の顔笑っちゃう
後半の若者3人組との場面は結構きつかったな
想像以上に重たい内容のラブストーリーでした
HK

HKの感想・評価

4.8
ジョン・オブライエンの半自伝小説を映画化。監督はマイク・フィギス。キャストはニコラスケイジ、エリザベス・シューなどなど

ハリウッドの売れっ子脚本家だったベンは、ある中が原因で会社を首になった。友達や妻子からも逃げられ、人生に絶望したベンは退職金代わりに貰った小切手と手元に残ったお金でロサンゼルスからラスベガスに向かう。彼は手元に残ったお金を全てお酒に変えて死ぬまで飲み続けることを決意した。そんな男が一人の娼婦と出会う。

人生に絶望した人間が、世を捨てるまでの間をせめてもの快楽に浸る為に、束の間の優しさを求めて娼婦に求愛する。娼婦もまた同じ境遇な人間にシンパシーを感じ、彼女の唯一の純愛を彼に捧げる。

こんな、素晴らしい映画があるとは思いませんでしたね。社会の荒波から落ちた人間が落ちるまでの過程を、儚くも幻想的に見せる演出が素晴らしい。何よりも、光の演出が良くできていました。プールサイドで酒や水に反射した光が織りなす幻想世界が、目に釘付けになった時、一種の夢見心地にさせる。

死ぬことはエロと同じだという言説を聞いたことがありますが、まさにこのようにお酒と交わりによる快楽の絶頂を迎えてのラストというものは、ある種のエクスタシーとでもいえるのではないのでしょうかね。

このような映画は、演じる人間が非常に魅力的でないと成り立たないような映画なのですが、ニコラスケイジは見事にそのような人間を演じきっていました。もう何もかもどうでもよくなった人間が見せる開き直ったようなような演技も見事ながら、そこから我に返ったときの当惑っぷりも見事に演じきっていましたね。

彼に身を投じる娼婦を演じたエリザベス・シューも、初めはどう考えてもクズな娼婦だったのが、段々と良妻になっていく過程が一つの変身のように感じて良かったですね。だからこそ、こんな切ない最後を演じきれたのだと思いますね。

いずれにしても、見れて良かったです。あまりこういうラブロマンスは好きじゃないと思っていたのですが、バッドエンドなのですが、まるで一人の人間が最後まで逃げ切ったような死にざまを見せられて、個人的にはとても良かったと思います。人間はいつか死にますからね。最後ぐらいあれくらい好きなようにさせてもらいたいものです。
再鑑賞

数えるとザ・ロック、フェイス/オフ、60セカンズと好きな映画が結構あるニコラスケイジの代表作。アカデミー主演男優賞はこの映画で獲っています。

元ハリウッドの売れっ子脚本家ベンは酒に溺れ会社を首になり、さらに家族にも見捨てられてしまう。何もかも失った男は退職金で死ぬまで酒を飲もうと決め、ラスベガスへ向かう。死に向かうアル中男と彼を好きなってしまう娼婦サラの恋物語。

ニコラス ケイジのアル中男の演技は見ものです。本当にアル中なんじゃないかと思う程の病的な表情、出で立ち、またそんな男を好きになる娼婦役のエリザベス シューの演技も良い。アル中のベンに惹かれていき、何もかも受け止める覚悟で愛するサラは途中から切な過ぎて見てられなくなります。

ベンが描いた死に向かう脚本に娼婦サラがのっかかる。愛しているのに酒をやめさせず、死に向かうベンに寄り添う。そんな2人の破滅に向かう切なさ過ぎる物語をムーディーに引き立てるのが音楽。この映画の中で挿入される数々の素晴らしい音楽が無ければ見てられない内容です。

SpotifyでLeaving Las Vegas 検索してみてください。 スティングのMy One and Only Loveを含んだプレイリストを作成してくれてる方がいます。感謝です!
[ニコラス・ケイジが行く所まで行く]

死ぬまで飲む。
怖さよりも狂気。
ニコラス・ケイジが、死ぬ所まで描くのが逆にいい。
彼は、この頃が一番良かったのかも。(2001.1.27)
ペジオ

ペジオの感想・評価

4.2
破滅的な恋愛は二十歳になってから

倦怠期を迎える前に、半ば「強制的に」終わってしまった恋とは、実際以上に鮮烈なものとして心に刻まれてしまうのだろうか
映画で描かれていた恋愛は、始まったばかりの一番盛り上がっている時期の抽出
誰もが酔っぱらったように冷静さや平衡感覚を失うあの時期である
「二人の将来」なんてまだ曖昧で、「一緒にいられる」だけで何もかもが輝いていた(映画ではベガスのネオンの軽薄な光がこの一瞬を虚しく照らす。)
傷つけ合う事すら燃料にして燃え上がるこの時期…ここで終わって「幸せ」だったのかもしれない
長く続いていたところで「別の破滅」が訪れていただろう…

…幸せになんてならなくてもいいんだ(ボソッ)…

ジャズナンバーを多用した音楽やラスベガスという青臭さゼロなただれた場所からも「おっとな~」な気だるい雰囲気がプンプンする
誰からも祝福される様なお手本の様な恋愛では無いけれど、これを「共感できない」とか言って一蹴する事は僕にはできない(やろうと思えば「共依存」とか言って貶す事は簡単である。)
でもまあ…未来ある未成年は真似すんなとは思う(法律で禁じられています。)

エリザベス・シューの恋の「堕ちっぷり」が切なくて切なくて(男のダメな部分をこそ愛しく思って肯定してくれる女性のあの感じが…もう…。)
ニコラス・ケイジは「手」がやたら魅力的だった
大きくて指が長くて、それが表現力に繋がっている様に感じた(絵に描くと気持ちが良さそうな手のポーズが多かった。)
noroyu

noroyuの感想・評価

4.3
ここまでかというほど徹底的に、グダグダに呑み続けるニコラス・ケイジのダメっぷりに逆に目が離せなくなるという。

しかし、こんな終わり方していくとは誰も、いや少なくともおれは全く期待してなかった...。
あ、そっちでいくんだ...っていう。

なんというか、典型的なハリウッドロマコメの皮を被ったカンヌ系イヤ映画みたいな。

つまり最高ってことなんだが。

ニコラス・ケイジの話かと思ったら、最後はエリザベス・シューの話になってしまう脚本の「あんまり良くなさ」さえも愛おしい。

眠れぬ夜の午前3時に観たい映画。



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水野

水野の感想・評価

3.0
R40胸毛映画
死に急ぐアル中×娼婦の
救いの無い偏愛映画

私の知ってるアル中は
涎だらだら歯ボロボロ
臭い とにかく臭い
ニコラス・ケイジとは程遠い

現実なんてそんなもん
誠亀島

誠亀島の感想・評価

4.2
人って こうやって悲しくなるんだな
多分2人は優しい人なんだな
アナ

アナの感想・評価

3.7
恋だ...

等身大の相手を受け入れて、共に時間を過ごす。一緒にいるだけで幸せだし楽しい...

最初から有限の時間だってわかっていたけど、やっぱり大好きな人との別れは辛い。見えなかったふりをしていた問題に直面せざるを得ないやつ....。自ら離れる原因をつくったベンの優しさ。

サラは、ベンの心の芯の芯に惹かれたのかもしれない。お互いが本当に求めているものが一致していたのかもしれない。誰にも干渉されない二人の世界と、情熱的だがなんとなくプラトニックな関係性も心地良い距離感。

恋は、するものではなく落ちるものだって言葉がとても合っている映画だった。甘く気だるい音楽も粋。余韻が半端ない。
ラストシーンは圧巻だが、苦しみの果てに愛を得たベンが羨ましい。
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