ユースケ

イップ・マン 序章のユースケのネタバレレビュー・内容・結末

イップ・マン 序章(2008年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

【SPL/狼よ静かに死ね】【かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート】【導火線 FLASH POINT】の監督ウィルソン・イップ×主演ドニー・イェンのゴールデンコンビによる詠春拳の宗師でありブルース・リーの師匠であるイップ・マンの人生を描いた伝記カンフーアクション第1弾。

ルイス・ファン演じる地身尚拳の達人カム・サンチャウとの静と動のコントラストの効いた対決、日本兵をバッキバキになぎ倒す10対1の組手、木人樁の訓練シーンがフラッシュバックする滅多打ちシーンがたまらない池内博之演じる空手の達人三浦との死闘など、みどころ満載。

とにかく、イップ・マンを演じたドニー・イェンが素晴らしい。
10キロの減量と9ヵ月の研究。詠春拳の奥義・木人樁法108式の体得し、身も心もイップ・マンと化したドニー・イェンが見せる詠春拳の流麗な技は必見。アクション監督は大兄貴ことサモ・ハンが担当。凄まじい突きの連打=チェーンソー・パンチは圧巻です。

更に、イップ・マンの妻ウィンシンを演じた北条麻紀似のリン・ホンや腐れ外道な日本兵佐藤を演じた渋谷天馬、ジョニー・トー組のサイモン・ヤムやラム・カートンなど、脇を固める俳優陣の演技も要チェック。
物語を盛り上げる押井守監督作品でお馴染みの川井憲次の音楽の力にも注目です。

ちなみに、【カンフーハッスル】でも【導火線 FLASH POINT】でもしっかり死んだアジアのショーン・ビーンことシン・ユーは本作でもしっかり死にます。