ヨーロッパの火薬庫と言われるバルカン半島を生き抜いただけあって、主人公の2人がとにかく力強い。
日本人にはこういうタイプはいないだろうと思った。
激動で凶暴で狂気で残忍で筆舌し難い程の悲しみに溢れていた時代である。。
途中で流れた実写のチトーがカリスマに溢れており、人々から愛され、ユーゴスラビアの人々の心の拠り所になっていたかが見えたような気がした。
チトーの死後、現クロアチア・ザグレブの中央駅に集まった人々の映像から、昨年訪れた同地を思い出した。中央駅ながら、人もそれ程いなかったこの駅に、これだけの人が集まったのかと驚いた。
狂気と力強さに溢れた映画。
