とにかくオリーブがとっても可愛く、見ているだけで癒されるし元気が出てきて、こんんな娘がいたらいいなと思ったし、偏屈なのかと思った兄のドウェーンも、繊細で妹に優しい素敵な男の子で2人の兄弟の雰囲気が良かった。
オリーブの美少女コンテストに出場する為黄色いマイクロバスで出発した家族には、道中心が落ち込む色々なハプニングが起こるけれど、オリーブをなんとかコンテストに参加させる為、またオリーブを気遣う為に、自分達の悲しみを忘れて、てんやわんやする所が面白く見ていて元気が出てきた。
プルースト研究の第一人者という、母の兄フランクがドウェーンに言ったプルーストの言葉'人生を振り返り、苦しんだ月日こそ自分を形成した最良の日々だと悟った。幸せな月日は無駄に過ぎて何も学ばない。’というのが印象に残った。ニーチェを読み、感受性が強く、今後の生き方に悩んでいたドウェーンにとって最良の言葉になったのではないかな。
派手さはないけど、クスっと笑えたり、優しい気持ちになる良作だと思う。
