まりん

アンダーグラウンドのまりんのネタバレレビュー・内容・結末

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

Emir Kusturica監督の作品は結構見ているのですが、これは実は初見でした。見た後、凄く完全版が見たくなります。
この監督の作品は奇想天外なんです。自体がどんどん変わって行く。一見滅茶苦茶に見えて、ちゃんと綿密に考えられている。
掘り下げれば下げるほど味わい深い。
でも、掘り下げずに、単純に笑えたり、感動したりも出来る作品です。
戦時中。勝手で陽気な男たちと、強かな女たち。
色々な裏切りが有り、大掛かりな陰謀が有った。
柔軟で賢いヤツが生き残る。そう言う意味で、MarkoとNatalijaは凄くお似合いね。自分が一番好きで、切り替えが上手い。
だけど、国を失い、追い詰められた先の世界で、祝い、歌い、ウンザウンザを踊る彼らは幸福そうです。
許す。それが幸せのキーワードかも知れない。
吃音のIvanが特に好きですね。
unzaunzakusturica2017 こう言う企画大好きです。ありがとう御座います。
まりん

まりん