富井

人情紙風船の富井のレビュー・感想・評価

人情紙風船(1937年製作の映画)
5.0
哀愁漂うラストシーンに胸打たれた
前作『河内山宗俊』よりも笑いは少ない
下町の賑やかな雰囲気の中、一人一人にフォーカスすると悩みや苦しみが浮き上がってくる
人間関係が折り重なる群像劇としての完成度はさすが

小柄や紙風船、手紙など小道具がやはり印象的
示唆的なのが心地良い
富井

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