ちぃ

ネバーランドのちぃのネタバレレビュー・内容・結末

ネバーランド(2004年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

★4.8 ピーターパンの話ができるまでの話。これが実をベースというのだからこんな胸アツな事ってある?なんで見ず嫌いをしていたのであろう。

劇作家のジェームズはある日、自分が作った舞台で大コケしてしまう。次回作を期待されていたある日、公園でごっこ遊びをする4兄弟とその母親に出会う。彼らは父親を病気で亡くしていた。そんな兄弟たちを喜ばせようと遊んであげるジェームズ。しかしその中で1人だけ心を閉ざしてしまったのがピーターだった。ピーターは父親が亡くなる前日、明日釣りに行こうと約束したので父親が死んでしまったことからすべてを悲観し、望むこと、夢を見ることを忘れてしまったのだ。だんだん彼らとその母親と接していくうちに、妻とは関係が悪化していく。そして、シルヴィアの母までも口を出してくる。最後は妻は出て行ってしまう。そんな中、子供たちの母親のシルヴィアに病気が発覚した。そして子供たちと接するうちにできた、ピーターパンという作品が初演という日、シルヴィアと兄弟たちは劇場に行くはずも母が倒れ行けなくなってしまうが、ピーターだけは観劇に行くことに。その場には孤児院の子どもたちも招待され今までにない劇だった。内容も大人も楽しめる自分たちが忘れてしまった子供のころの気持ちが詰め込まれた素敵なもので絶賛の嵐だった。妻も劇を見に来て、彼らは別れを決意した。次第にシルヴィアの病状は悪化し、ジョージとシルヴィアはお互いの愛情を認めた。ある日病床のシルヴィアにジェームスからピーターパンのプレゼントが。その後しばらくしてシルヴィアは亡くなる。また心を閉ざしかけたピーターにジェームスは後見人となりずっと一緒にいると約束した。

あー、もう何でもないところなのに涙出ちゃう。ジェームズと4兄弟が遊んでるシーンが「ここがピーターパンのあのシーンだ」とか見つけるたびに胸がきゅんとする。マゴリアムおじさんみたいに空想なのか現実なのか見たいな世界が素敵。ジェームズとシルヴィアの悲恋も一応実り、彼女の気持ちはわかるけど、子供たちの為にも長く生きるという選択肢も考えてほしかった。もう大好き何度も見てしまいそう。
ちぃ

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