中国系マフィアとの激しい銃撃戦やアクションシーン、端正過ぎるジョンローンが冷徹にマフィアの頂点を目指すさま、などは本当にいい映画でした。
ただ、好きな人は好きなのでしょうが、ミッキー・ロークがこの映画でも他の作品も含め、どうも好きになれないのです。
制作陣が似合うということでそういうストーリーにするのか、あるいはミッキー・ローク自身が美人さんの女優とのラブシーン・ラブストーリーをはめ込むのを望んでいるのか真相は分かりませんが、中国系の女性のレポーター?と仲良しになって、・・・みたいな下りがどうも冗長に感じます。
ジャングルの山奥で別の対立するマフィアのボスの生首を青空ランチ中にドカンとおいてみたりする、
ワイルドなシーン、なかなか血みどろな殺し方のシーンをチミノらしく盛り込んで、全体を引き締めている割に、
この女性とのへんてこなやり取りで10パーセントは無駄にだらけていると感じます。
せっかくのジョン・ローンの端正な顔ゆえに冷酷さも映える中華マフィア幹部役の味ももったいないと思いますね。