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ローラーとバイオリンのaのネタバレレビュー・内容・結末

ローラーとバイオリン(1960年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

悪ガキ達がケースからバイオリンを取り出してローラーでひいてしまうようにしちゃうんじゃないかと思ったけどそれはなかった


ラモリスの赤い風船の翻案作品らしい
赤い風船では子どもが風船と友達になるのに対して、本作ではローラーのおっさんと友達になる。
赤い風船ではフランスの街並みが明るい感じで描かれてたけど、本作ではロシアらしい冷たい空気が、タルコフスキー によって存分に描かれていた。
前半の鏡の使い方とかはヌーベルバーグぽさも感じたけど、水、光の使い方はタルコフスキー そのものだった。
赤い風船は一応ハッピーエンドなのに対して、こっちはそうではない。母親からは労働階級の人への差別的言葉もでるのかなぁとおもったけどそれはなかった


ドストエフスキーの作中でも話の語尾に「さ」をつける人物が出てきたけど、やっぱり下品とか労働階級の人の話し言葉っていう解釈でよさそう
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