シベリアからアメリカ、メキシコへ渡り、それなりに成功を収めたバンド、レニングラード・カウボーイズ。しかし人気も続かず自堕落な集団に落ちぶれた彼ら。そのマネージャーが、モーゼと名乗り、故郷へと導いていくロードムービー。
「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」の続編。名匠アキ・カウリスマキ監督が再びメガホンを取り、音楽バンドのレニングラード・カウボーイズの珍道中を描きます。
基本的には前作と同じような作風で、時折挟むライブシーンの盛り上がりは流石。ただ今回は前回ほど見どころがあまり無かったような気がしましたね。
バンドの良さをもっと活かしてほしかったし、ロードムービーならではの面白味も物足りなさがありました。そう考えると前作はかなり絶妙なバランスで成り立っていたんだなと思います。