このレビューはネタバレを含みます
シリーズ2作目。
犯罪者に私的制裁を加える白バイ警官とハリーとの闘争が描かれる。
1作目のハリーは「たまたま法律を守る側にいる悪党」という人物だったが、シリーズ化にあたり、改めてヒーローとしてのキャラクターを再設定されたのが今作だと思う。
同僚の妻子との交流などで本質的にハリーが善人であると示される一方、処刑人たちは仲間のはずの警官すら手にかけ、一線を越えた存在だと分かる。
「気づいているぞ」と言わんばかりに射撃大会で警官のパネルを撃ち抜くハリーの佇まいといい、ラストで敵のリーダーを葬ったときの「柄にも無いことするからそうなる」という捨て台詞といい、外連の効いた格好よさにかけては今作がシリーズ最高である。