ピュンピュン丸

アパッチ砦のピュンピュン丸のレビュー・感想・評価

アパッチ砦(1948年製作の映画)
3.5
ジョン・フォード監督。ヘンリー・フォンダとジョン・ウェインの共演ともなれば、期待値はマックスに(笑)。

しかし、この映画では、アパッチ族だかジェロニモだかは不明だが、インディアンの強さと、ヘンリー・フォンダ演じるサーズディ大佐の頑迷な無能ぶりがやたらに目立つ。最後に、大佐に冷遇されたジョン・ウェイン演じるヨーク大尉が、なぜか大佐を讃えるが、それによって、むしろジョン・ウェインがカッコよく見えてくる。そういう意図なのか。

それにしても、戦時体制下で、婦人たちと騎兵隊員は真剣にダンスしすぎ。あんなに一糸乱れぬ真剣さでやらなくてもいいじゃないかなと思ってしまう。騎兵隊員たちは、戦闘中よりダンスのほうがキリッとしまっているというお粗末さ。