「エクソシスト」の正統続編として、原作者であり1作目の脚本を務めたブラッティが監督まで担ったシリーズ3作目。
猟奇的な殺人事件を捜査する老警部が15年前の連続殺人との共通点に気付き、更にはかつての悪魔祓い事件との関連に迫っていく物語です。
ミステリーチックな展開はオカルトを期待して観ると肩透かしですが、不気味なシーンを積み重ねてじわじわと恐怖を煽るストイックな演出は良かったです。
不安と緊張感を醸すシンメトリーな構図の多用も効いており、そのピークである中盤の有名なショックシーンは素晴らしかったです。
悪魔祓いシーンは1作目の壮絶さに遠く及ばないものの、衰えない体格のジョージ・C・スコットの熱演と、チャッキー役が有名なブラッド・ドゥーリフの怪演は見応えがありました。
