mitakosama

若親分を消せのmitakosamaのレビュー・感想・評価

若親分を消せ(1967年製作の映画)
3.1
スカパーにて。若親分6作目ですって。
いきなり歌から入る。若親分シリーズってこんなでしたっけ?

先ず若親分・南条武(雷蔵)が出所する所から始まる。
ん?出所?いつムショに入ってたんだ?前作のあばれ飛車ではラストで軍服着て上手いこと警察から逃れたじゃないか。

で、出迎えてくれたかつての馴染みの俠客に付き添われ汽車に乗るが、何者かにその俠客が刺し殺されてしまう。
「鎧組」のダイイングメッセージと、置き去られていたドスの鞘を手がかりに敵討ちを狙う。

嘘ぅん。ドスで相手を刺して、その鞘を忘れて帰るの?どんなオッチョコチョイだよ。抜き身のドスをそのまま持って帰って、気付かない訳無いじゃん!
それにムショ帰りがいきなり殺人事件に出会い、警察の追求とかが一切無い…。設定がザルだなぁ。

で、「鎧組」の悪事を裁き敵討ちを果たす為に、近隣の料亭に板前として入り込む。スパイ活動ですな。
この料亭で働くコメディーリリーフが鳳啓介・歌子。

一応、元海軍将校でもある南条武の設定を活かすため、料亭の息子が海軍学校の生徒。料亭で働く芸者が元上官の娘で、鎧組の組長に身請けを迫られている。

助けるべき人を救い、証拠が出揃えば晴れて南条組2代目として大暴れだ。今まで腰が低くしていた分の鬱憤を一気に晴らすね。
mitakosama

mitakosama