まぴお

ラブ・アクチュアリーのまぴおのレビュー・感想・評価

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)
3.9
【愛ってどんなカタチだろう?】

あと1ヶ月でクリスマスって時期になりましたねぇ。
この物語もちょうどそんな時期からクリスマスにかけてのお話。

この映画を観て改めて愛とは何か調べてみた。

広辞苑では次のような語義をあげている。
・親兄弟のいつくしみあう心。ひろく人間や生物への思いやり。
・男女間の愛情。恋愛。
・大切にすること。かわいがること。めでること。
・[キリスト教]神が全ての人間をあまねく限りなくいつくしんでいること。アガペー。
・[仏教] 渇愛、愛着(あいじゃく)、愛欲。「十二因縁」の説明では第八支に位置づけられ、迷いの根源として否定的に見られる。

ざっと上げただけでもこれだけある。
愛って人の数だけ存在する。この映画にも色んな人の愛の表現がたっぷり詰まってた。

普段あまり意識しないけど世の中には沢山のカップルがいて沢山の家族がいる。
それと同時に不倫関係だったりずっと恋人がいなかったりそんな人も沢山いる。

特に日本人って普段「愛してる」なんて恋人や家族にも照れくさくて言えなかったりする。

この物語の人達も誰かが誰かを愛しているけどその愛の言葉が言えなくて
でも一生懸命なんとかしようと頑張っている。

どうせ自分はモテないしモテナイ青年の話をみてそんな上手いこと行くわけ無いって笑うけどやっぱり愛って自分から行動して自分で勝ち取るものだって
待ってるだけじゃ愛はやってこないって思ってしまう。そこに根拠なんてなくてもいい。
もちろん行動の先に玉砕がまってるかもしれないけど来年にはいい思い出になってるかもしれない。

この映画を観て不器用だけど前向きに生きるってとても大事なことなんだって思った。ここに出てくる人たちって子供も大人もどこか不器用な人たちばかり。

・念願かなった長年の愛に1秒だけ隠れてはしゃいじゃうOL

・首相だって一人の人間。好きな人にドギマギしちゃいますって。

・友人の妻を密かに想ってしまう男の愛。
報われないのなんてわかってる。親友にも最愛の人にも迷惑かけたくないジレンマ。でもこの溢れる想いは抑えることができない。例えそれが言葉にできなくても...

・片思いに悩む少年が空港で走り抜けて想いを伝えに行くシーン。
困難なんてこれからも沢山でてくると思う。愛に障害なんてつきものだからね。

うん。やっぱり愛って言葉だけじゃ伝わらない!
言葉も表情も行動も全部ひっくるめて大好きだー!!!!って全力でぶつかったほうがいい!後悔なんてしてる時間なんてない!!

19の愛のカタチがほんの少しどこかでつながっててこういった想いってこの空の下でつながってるんだなぁって思ってそこがまたほっこりする...

ここ1ヶ月からクリスマスまでフィルマークスの皆の愛がどこかでつながってるんだなぁと思うとまぴさんはニヤニヤしちゃいます。

420本目
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