リスト係

ラブ・アクチュアリーのリスト係のレビュー・感想・評価

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)
1.5
粗雑、浅薄、幼稚。
愛についての映画のようだが、製作者の作品に対する愛をまったく感じない。
べらべらべらべら言葉ばっかりで映像美にとぼしく、ロマンチックじゃない、ドキドキしない。
1シーン1カットにこだわりがない。
空港でのアクションシーンも必要もないのに入れるんならちゃんと本気で作れよ、と思う。アクション映画じゃないんだからこのくらいでいいでしょ、みたいなノリで撮るなら入れんなや。
万事がそんなノリで撮られてる。
工夫もなんにもなくただただ多用してるキスシーンもだんだん不快になってくる。
人物相関も隣に住んでますとか出入り業者でしたとか設定が複雑なだけで物語の因果と絡んでなくて「だから何?」って感じ。
英国人の米国に対する異常に卑屈なコンプレックスと欧州他民族に対する蔑視も露骨にあらわれててものすごくダサい。
イラク戦争開戦時の2003年公開で911のくだりも出てくるけど「愛の力で憎しみを打ち破ろう!」みたいに思って作ったんだとしたらへそで茶も沸かない。
リスト係

リスト係