クリスマス前のロンドンを舞台に、さまざまな人たちのそれぞれの愛の形を描いたロマンチック群像劇。
タイトルの『ラブ・アクチュアリー』とは、『"実際のところ"、愛は至るところに溢れている』という意味らしい。聞いてなるほどの納得の意味だ。
とりあえず目がいくのは、めちゃくちゃ豪華な出演陣。主にイギリス出身の有名俳優が名を連ねており、「この人も出てるのか!」となる。
その中で特に印象に残ったのは、結婚式をあげた花嫁役のキーラ・ナイトレイ。綺麗すぎて息がとまった、いや時が止まるくらいの美しさだと思った。おまけに(役柄だが)性格まで良さそうでファンにならざるを得ない。
他にも『ブリジット・ジョーンズ』で恋敵役だった2人が出てたり、『Mr.ビーン』のおじさん(名前は知らない笑)が出てたりで、彼らが同じ1つの作品に出ているのがすごかった。日本で言えば、三谷幸喜映画くらいの豪華さだと思う。
ストーリー的には、いろんな登場人物のエピソードが同時進行するので少しあわただしさを感じるものの、よく1つにまとめ上げたなという出来ばえ。クリスマスに観るのにはちょうどよい、大人なロマンチック映画だった。